風神少年

  Une certaine bagarre sur jour et l'amour habituel

そして、僕達は野生化した…人間に戻ることは、もう無い

7月15日。
7時。

とうとうこの日が来てしまったのだ。
小鳥のさえずる鳴き声と焦げ付くような眩しい朝日に照らされ、私は目を覚ます。
胸のうちには不安と焦燥感が満ちている。そこはとても深い翳りをみせていた。

朝食をとっている間、もしかしたら死ぬんじゃないか、今ならまだ引き返せる。
そういった人間としての理性が私の心に強く働きかける。

しかし…もう決めたことなんだ!これが男の生き様なんだ!


私は一切の逡巡を断ち切り、集合場所であるラガッツ邸へと向かったのだった。




9時。
ラガッツ邸前にて

露出神、ポーパス。
筋肉神、タナカル。
スカトロ神、ラガッツ。
ここに、3人の最強の男達が集結した。

ラ「とうとう始まったな。もう後にはひけないぜ。」
ポ・タ「コクッ…」
ラ「よし!それじゃあっ!!」


理性を捨てた男達〜やまびこより速く〜

すたぁぁぁぁぁとぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!




12時

ラ「はぁはぁ!どれぐらい走った!?」
ポ「わからん!だが目的地は近いはず!」

気温は30度を超えている。
私たちはただただ目的地に向け、走り続けていた。

タ「あ!あれはっ!!看板だ!!もうすぐ到着だぁ!!」
ポ「何ぃ!ぶっとばしていくぜぇぇ!!」
ラ「チィ!負けるかよ!!」





20080717-000147.jpg
うぉらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!



ラ「はんっ!おせえよポーパス!てめぇの力はそんなもんか?」
ポ「くっ!では、貴様にこの動きが出来るかっ!?」




ラ「な、なんだってぇぇぇぇ!!!」

そう、私はものの1秒とかからないうちに柵を登ったのだ!
もはや人間業では無い!まさに野生児こそがなせる業だった!


(ふっ、あいつらびびってやがるぜ。俺の動きに酔いしれたのか?)

(もう十分格の違いは見せ付けた。だが、まだまだ登るぜ…)



しかしその時、悲劇は起きた…



ズルッ!がしゃん!がしゃんがしゃしゃしゃっ!!


ポ「なっ!!バカなっ!!」

ああああああああああああああああああ







PIC_0147_convert_20080716235026.jpg
あああああああああああああああああああ!!!!!!



ポーパス リタイア!


ラ・タ「無茶しやがって……」







13時

男達一行は、途方も無い距離の山道を歩いていた。
坂が急すぎる。しかも道が全く補そうされていない。
さらに嫌がらせのように高い気温が、彼らの体力をじわじわと奪っていく。

タ「さすがにきついな。一体何キロあるんだよ。」
ラ「ああ、確かにきつい。だがポーパスの!亡きポーパスのためにもがんばらねば!」
タ「よくぞ言った!いくぞ!!」
ポ「オウ!」



ラ・タ「ポ、ポーパスーっ!!おまえ、生きてやがったのか!?」
ポ「ああ、俺はあの時、最新の中国医療技術をいかして云々かんぬん」
ラ「なるほど、男塾だな。まあなんにせよよかった。じゃあ行こう。」


そのやりとりが終わって10分ほどしてからだろうか。
水が強く流れる音がした。しかもなにか空気が涼しい。これはもしや…

予感は当たっていたようだ。



ひょうたん

う、美しい

ひょうたん2

近くで見た写真。素晴らしい。
これぞ大自然といった感じだろうか。
こんな景色をみて黙っている私たちではありません。

当然の如く…





20080717-000258.jpg
イッタァァァァァァァっっっ!!!!
しゃらぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!!!

20080717-000321.jpg
男ならーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!

PIC_0150_convert_20080716235147.jpg

素敵だね♪二人手をとり歩けたなら♪
行きたいよ♪君の町、家、腕の中♪


20080717-000109.jpg

ユウナ!好きだ!合体しよう!








15時

ラ「結構遊んだな。てか寒いし腹減ってきたよ。」
タ「そうだな。食料を探さねばならないな。」
ポ「よし、じゃあもう少し登ってみよう。」

そうして私たちはさんざ遊んだ滝を後にし、食料を求め歩き出した。





タ「まったく、なんだよこの道は。足を踏み外したら即死じゃねぇか。」
ラ「ああ、気をつけてゆっくり進もう。注意しろよ、ポーパス。……あれ?」



ポーパスが、いない!?


さっきまで最後尾にいたポーパスの姿がそこにはない!
まさか、転落したのか…


彼らの背筋は凍りつき、すぐさま来た道を逆走する!

(助かっててくれ!何かの間違いであってくれ!)

そう願う彼らの想いは本物だった。
まごうことなき、純粋なハートによってつくりだされたもの!


そして、その想いは、通じた!!


PIC_0151_convert_20080716235206.jpg

いたーーーーーーー!!!!

タ「またかよ、大丈夫かー」
ラ「早く上がってこいやボケが!」
ポ「うん、ごめんな。おちんぽミルクちょーだい」
タ「駄目だこいつ早く何とかしないと…」


PIC_0153_convert_20080716235227.jpg

ポ「あれ?首がなんかおかしくね?」
ラ「いや、90度ばかし曲がってるだけだろ。なんてことはない」
ポ「そうかじゃあいこう」




16時半

沢に到着する。いい加減腹が減ってきたのでここで食料を確保し、食べよう。

拠点


魚がいると踏んでいたのだが、上流まで来ていたのでまったくいない。
いるのは小さな沢蟹だけ。しかたないので沢蟹を捕まえて食べることにする。

タナカルが食料をつかまえる係、そして私とラガッツが火をおこす係になり作業を開始。
1時間ほど経っただろうか、全ての作業準備が整い、かにを料理する。
空き缶の中に水と塩とかにを入れ、強烈な勢いの炎で沸騰させる。

そして…

PIC_0156_convert_20080716235243.jpg

完成!!!

タ「ひゃぁぁぁ!うまそうだ!」
ポ「カニの匂いがやべえ!パネェ!」
ラ「は、は、はやく!!食べなくぁwせdrftgyふじこlp;:@」
ポ「落ち着け。じゃあ食おうか!」「せーの!」

一同「いただきまーす!!」


………まじぃ





18時

私たちは寝床を探すため、そして空腹を満たすために下山した。
木や草が生い茂った場所で眠るわけにもいかない。
あんな小さなかにだけで腹を満たせるはずも無い、というのが理由だ。

そうして歩いていくうちに、大きな砂利道の広場があった。
私たちはここで小休憩をとることにした。


一息ついて、どうでもいい話をしていると突然、タナカルがおもむろに服を脱ぎ始めた!

PIC_0161_convert_20080716235421.jpg

ドォーン!!!


(何をしている、気でも触れたか…)


しかしそうしているうちに、ラガッツも同じ行動をとっていた。

PIC_0163_convert_20080716235436.jpg

ドドォーン!!!


(こいつら、バカか!?何をしている!狂ったか!!)
(私は絶対にこんなことしないぞ!絶対にだ!!絶対に…)




…そして



…結局






PIC_0164_convert_20080716235458.jpg

…こうなる

ドドドォーン!!!




19時


ポ「よっしゃあ!!皆の衆!!!もう夜も更けてきた!!!!」

ラ「がるるるるる!!!」

タ「ぶしゃぁぁぁぁぁ!!!」


踊れ踊れ踊れ踊れぇぇぇぇぇぇぇーーーー!!!!!!


20080717-000842.jpg

おらぁあああああああああああああああああああ

20080717-001315.jpg

びゃあああああああああああああああああああ

20080717-001525.jpg

スカトロ最高ぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!

20080717-000555.jpg

シャキーン!!!
ぶりぶりぶり!





20時


さすがに動きすぎたためか、全員がぐったりとしていた。
一日中ハードな動きをしていたことと、空腹であることが原因で、そこには会話すら無かった。
しばらく無言の状態が続いたのだが、この沈黙を破ったのはこの男だった。

タ「こうしていても始まらない。何か行動を起こさねば。」
ポ「行動を起こすっていっても、何をするんだよ」
タ「なに寝言ぬかしてやがる。食料なんてさがせばあるんだよ。俺達はそれをしないだけだ」
ポ「…」

タ「つまり甘えてんだよ俺達は!当初の目的を思い出せ!!」

ポ「理性を…」

ラ「捨てる…」


タ「その通りだ。生きたいんなら、死に物狂いで食い物を探せ!下山すればいっぱいある!」
ラ「そうだよ!よく言ったタナカル!お前は英雄だ!行くぞ!みんな!!」
ポ「ああ!そうだ!理性を捨てろ!猪でも熊でもなんでも、とにかく獲物を捕まえるんだ!!忘れていた!俺達はもう人間じゃない!!この山が俺達のシマなんだ!!持ち続けろ、矜持を!!そしてこの山を駆け巡るんだっ!!!」



「やまびこより速く!!!」













23時


私たちは食事が出来上がるのを胸を膨らませて待っていた。
あたりには肉の焦げる匂いが散漫し、食欲をそそる。
なにせ約一日ぶりの食事だ。かになど食ったうちにはいらない。


そして…


ラ「ようやく出来上がったか、美味そうだぜ、へへへ。」
ポ「ああ、こいつは生唾もんだぜ!早く食おうぜ!」
タ「まぁまて。食い物は逃げやしねえよ。みんな一緒にだ。」
ポ「そうだな、よし、じゃあ合図をするぜ。」「せーの」




一同「いったっだっきまーす!!!」














PIC_0166_convert_20080716235534.jpg


一同「ごちそうさまでしたー!!!」




そうして私達は…見事人間に戻ったのであった。


〜終〜
  1. 2008/07/17(木) 05:36:18|
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